自作デカールの作製法について、簡単に書いてみようと思います。
使うソフトはinkscapeという、フリーのドロー系ソフトです。最近リンクさせてもらいました
かっぱコーヂさんのサイトで紹介されておりまして、「お、これはいいかも」と思って、早速使い始めた次第です。ドロー系のソフトがフリーであったなんて、予想もしませんでしたよ。
ちなみにかっぱコージさんのサイトでは、037ラリーの4回目、5回目の記事にこのソフトの使用法がupされておりますので、是非ご一読を。(今回の自分の記事は、ただの焼き直しですので・・・)
その他の記事も参考になる事が満載なので、オススメのサイトですよ。
inkscapeを使う前は、仕事で使っているcadソフトを活用していたのですが、ドライバの関係なのか、ページ合成がうまく出来なかったり、その他諸々の不満点もあったので、スパッと切り替えました。
さて本題に入ります。
まずはinkscapeをダウンロードしてインストールして下さいね。
なお、バージョンは0.45を探して下さい。窓の杜などに置いてあるv0.46だと、まともに印刷が出来ません。
具体的にどうなるのかって?こうなりました。

これはver0.46のもの。境界線がぼやけてしまって話になりませんね。
ver0.45だとこうなります。

印刷カスレとかあるけど気にしないで下さい(汗)
境界線に関しては、これなら問題なさそうですよね。この他にも、v0.46では印刷しようとすると、プログラムが突然落ちてしまう事もありました。操作感は0.46の方が良かったので、今後のバージョンアップに期待しましょ。
でまあ、inkscapeの簡単な操作方法を。
実際に作画する前に、単位をmmに変えておいたほうが何かと便利だと思いますので、この辺の設定を変えます。ピクセルだと、イメージ掴みにくいもんね。

ファイル - ドキュメントの設定 を選んで・・・

赤丸で囲っているところをmmにする。
次は参考にする画像データの取り込み

赤丸をクリックし、取り込む元画像を読み込みます。
これで準備は完了。後は元画像を見ながら、線をなぞっていくだけです。
では、線を描いてみましょう。

画像の赤丸のところを選んで・・・

ちくちくとフチをなぞっていきます。拡大するとやりやすいですが、あまり細かくやってもしょうがないので、ほどほどに。
環にできる形状であれば、つなげてしまいます。
このままでは線がカクカクしているので、一部を曲線にしますよ。

画像の赤丸のところを選んで・・・

線をクリックすると選択された状態になるので、-選択セグメントを曲線に-というアイコンをクリックします。

すると、画像のようになりますので、丸部分を掴んで自由に動かしてください。回りの線が引っ張られるように動きます。
外枠の線は描けました。あとは塗りつぶし。

オブジェクト - フィル/ストロークを選んで・・・

フィルのタブを選択し、単一色をポチッといくと囲われた範囲が塗りつぶされます。色もここで選べますよ。
トレースが終了したら、元画像を消しましょう。
消すと言っても見えなくするだけで、削除する訳ではありません。

レイヤー - レイヤーを選んで・・・

サンプル画像レイヤーをoffに(赤丸をクリック)するだけです。
これで「Total」ロゴが完成しました。
後はデカールとしての適正サイズに変更します。

オブジェクト - 変形 で・・・

サイズを変える事ができます。
取りあえず、これは最低限の内容(というか、自分で分るのはこれくらい(爆))ですが、色々と触っているうちに徐々に覚えていくと思うので、興味を持ったらまずは使ってみましょう!
(説明画像は、クリックしなくても大きめで出るように設定したら、右側のリンクやコメント状況とかが段ずれしてしまいました・・・。少々見づらいと思いますが、ご勘弁を・・・。)
--------- (9/14 追記) ---------
やはり右欄の段ズレが気になったので、画像を小さく修正しました。
やはりドロー系は良さそう。
浮気しようかな・・・。
それ以前にプリンタに全然触ってなくて、ほったらかしですorz