クアトロにクリアーを吹いて、ボディの研ぎ出しをしてみましたよ。
クリアーはクレオスのスーパークリアー。缶スプレーのやつです。
吹き付けた後に10日ほど放置し、ペーパーを当てる訳ですが、今回は#2000のペーパーを当てた後に、かなり薄めたクリアー(シャビシャビクリアー)を吹き付けてみました。
この手法、過去に2~3回くらい試した事があるのですが、吹いた直後はいいものの乾燥するにつれてツヤがまだらになってしまう現象が発生していました。
なぜそうなったかという原因はハッキリと掴んでいないのですが、過去に失敗した時は使ったクリアーとシンナーの種類が違った(一回目はクレオスの缶スプで、二回目はフィニッシャーズのオートクリア)ので、今回はこの辺を統一してみようかな、と。

その結果ですが、吹き付けた時のツヤ具合はやはりイマイチ。希釈具合や吹き付け方に問題がありそうですね~。もう少しトライアンドエラーを繰り返してみますよ。
今回のクアトロも決してそんなに酷いツヤ具合って訳ではないのですが、シャビシャビクリアーでキレイに仕上げられた作品を間近で見た者としては、これだとまだまだよね~と感じます。
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スミ入れをする場合、下地の段階で必ずスジの彫り増しを行うのですが、最近はドア等のモールドの他に、窓枠とかもけがくようにしています。
窓枠を塗り分ける時って、どうしても凹凸のあるところをマスキングするから、きっちりとしたラインが出しにくいんですよ。なので、ソコも彫り増ししておいて、スミ入れ時にギザついた所を修正しています。
文字にすると、なに言ってるのかサッパリ分かりませんね(笑)
という事で画像です。

窓枠の右コーナー部をご覧下さい。コーナーに沿うようにマスキングして塗り分けているのですが、モールドの凹部によって、見る位置が変わるとラインはこんなにガタツキがあります。

予めここをスジ彫りしておけば、スミ入れする事でラインをキレイに出せるようになります。

ここも・・・。

こんな感じに(ピンぼけでスイマセン)
窓枠の彫り増しをやる前は、ギザついた所を筆で直接修正していたので、キレイなラインが出しにくくイマイチな仕上がりだったのですが、それについては解消出来たかなと思います。
って、トクトクと書いちゃったけど、もしかしてみんな当たり前にやってる事だったりして。そうだったら笑い飛ばして下さい(笑)
窓枠は見栄えを左右する大きなポイントのひとつだと思ってますので、ここはそれなりに気を使っています。
----------- ( 4/10 追記 ) -----------
自分がスジの彫り増しに使っている道具はこんなのです。

上から、ハセガワトライツールのラインエングレーバ(細)と、スジボリ堂のBMCタガネ0.2mm、ダイモテープです。
ハセのエングレーバは直線的なところの彫り増しに便利。スジボリ堂のBMCタガネは小回りがきく(・・と個人的に感じている)ので、窓枠のフチや給油口あたりでよく使っています。勿論直線的なラインも問題なくいけるので、これはオススメですよ。ダイモテープは、全くスジ彫りのないところにラインを新造したい時のガイドとして有効かなと思います。
ケガキ針も持っているけど、どうもうまく使いこなせないので、使用頻度は低いですね~。
力加減は、最初はケガくというより溝を撫でる感じで。徐々に力を加えていくのですけど、文字での説明は難しいですね~。動画がupできるようなら近日中にやってみますよ。
(もっとも、僕自身偉そうに言えるほどスジの彫り増しがうまいわけではありません。はみ出し修正は当たり前のように発生しますので・・・。)
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塗装に失敗しても、スミ入れできれいにごまかせて、イイですよね。
遠目には全然分からないし。
世の皆さんは、マスキングが上手いから話題にしない技なのかと思ってましたが、
ししゃもさんが明言してくれて、一安心?です(笑)