市販車仕様のキットをラリー仕様とする場合、どうしても避けて通れないのがロールケージ製作です。
で、今回は自分流のロールケージの組み方を紹介してみようと思います。
正直言うと、かなり稚拙で恥ずかしいのですが、何かの参考になる方がいるかもしれないし、もしかしたら「ここはこうした方がよい」的なアドバイスが頂けるかもと期待して(笑)
あ、一応お断りしておきますが、これから下の記事にあるランエボXのロールケージ形状は正確なものではありません。自分なりに資料を見てはいますけど、推測の箇所も多々ありますので・・・。

自分の場合、まずBピラーから手をつけます。別に綿棒でなくてもいいのですが、ルーフの幅を大雑把に採寸しているの図。

採寸したものを参考に、プラ棒を加工していきます。
使っているのはタミヤの透明ソフトプラ材(2mm)。普通のプラ棒を折点毎に接着するとか、金属棒を用いて組んだ事もあるのですが、いずれも使い勝手が今ひとつなので、最近は専らコレばかり使ってます。

曲げたプラ棒を合わせてみる。ここで長さが気に入らないようであればやり直し。
当然ギリギリにセットした方がカッコよく見えるのですが、シャシと合わせた時にきつくなってしまう場合もあるので注意が必要。
また仮組みの時は、ウィンドウパーツ厚さで泣きを見た事があるので、これらも一緒にしています。

Bピラー横のバーをボディに添わせて折っているの図。ここは左右対称となるように気をつけています。
そして少々長めにプラ棒をカットしたら、ボディとシャシをしつこいくらい仮組みしてロールケージが適切な高さとなるように合わせていきます。
ボディとシャシを仮組み→シャシが収まらない(バーが長い)→目見当でバーの足をカットする→仮組み→シャシが収まらない→バーの足をカット・・・・と、違和感なく組めるようになるまで繰り返しています。足を切りすぎてバーが低くなってしまったら、プラ棒を接ぎ足すだけです。
ロールケージを組む上で、ここが一番大事であり面倒臭いところだと思ってます。

こちらは高さ合わせが終わって、シャシ側の取り付け位置に固定をしているの図。この位置を基準としてこの先のバーを組み上げていきますよ。

シャシの下幅に合わせてクロスバーを接着しているの図。プラ棒ってこういう所が扱いやすくていいですね~。

リアに延びるバーを追加。Bピラー横のバーが直立するような長さにセット。

次はAピラー横のバーをセット。一度、ボディ側に仮組みしてルーフからピラーへの折れ点を確定させています。
ダッシュボード端部は、ロールケージ用の穴をあけます。これもボディとシャシを何度も仮組みして、削る量と位置を確定させます。

Aピラー同士を繋ぐバーをセット。これをつけることで組みかけのロールケージがかなりしっかりし、壊れにくくなります。

ドア横やリア側に実在すると思われるバーをセット。これらは現物と長さ合わせするだけで仮組みの必要がないから気楽ですヨ。

後は接合部にパテを塗って硬化後に均すだけ。これだけジャングルジムになったら、そう簡単にバラバラにはならないので安心(?)して作業できます。
さて次はどの工程に手をつけようか。面倒臭いけどホイールの複製かな・・・。
すごい・・。ロールゲージの自作ってこうするんですね☆しかも、完成もかっこいい!
気になっても、これまでとても手がでませんでしたが・・、これを参考に自分でもできそうな気になりました。(感)